1 紫外線(UV)
紫外線は、表皮を赤くするサンバーンとなり、角質層は剥離する。
更に、長時間露暴すると、色素沈着が進んだサンタンとなり、シミとなる。
紫外線は、表皮細胞層にあるメラニン細胞を刺激して、メラニンの放出を促すことで、色素沈着を起こすが、この反応は、生体の防御反応といえる。
紫外線は、表皮細胞のDNA損傷や、場合によっては、癌化すると考えられている
。
2 近赤外線(NIR)
近赤外線は、真皮から皮下組織、筋組織まで皮膚透過し、これらの組織を加熱することで、崩壊、壊死させる。
近赤外線の加熱作用は、電子レンジに利用されるマイクロ波と同じであり、極性分子に振動を与え、相互に衝突させることで、摩擦熱を発生させ加熱する。
真皮層のコラーゲン及びプロテオグリカンと体液、血管及び血液、また、皮下組織の脂肪組織などは、極性が高く、近赤外線をよく吸収する。